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ポプテピピックカフェ行ってきたよ

昨日は休みをもらったんでポプテピピックカフェに行ってきました。

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出撃

場所は都内でも有数のサブカルクソ人間生息スポット吉祥寺。着いたのは16時頃。ポプテピピックなのでサクッと入れると思ってたら満員御礼につき整理券式の入場で(なんだこれ…実質カービィカフェじゃん…)となりました

 

16:00時点で19:20の入場でした

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 入店

そんなこんなで気を取り直して入店。

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店内は壁中にポプテピピックの名台詞とファンの塗り絵の数々。

360°あの絵に囲まれてる空間は頭がおかしかったです。

数々の名誉ある賞…イラストの数々

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店に入るなり中指を突き立てられる店は世界でここだけだと思う

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実食

竹書房ケーキ」「エイサイハラマスコイドリンク」「泥水コーヒー」を注文。

「エイサイハラマスコイドリンク」は鬼のように甘く、「泥水コーヒー」は地獄のように苦くてポプテピピックらしい味だなと思いました。

店員さんに「泥水」「エイサイハラマスコイ」「サブカルクソ女」注文してる光景はカオスだなと思いました。

 

割ってくれと言わんばかりの「竹書房」チョコシート

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ウゥア″ーッ

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まとめ

カービィカフェよりは空いてるだろうと思ってフラッと行ってきたけど思ったより盛況で「ポプテピピックって本当に人気あったんだ…」てなりました。

交流ノートも置いてあったり、ポプ子の塗り絵があったりでカオス空間で面白かったです

ポプ子の塗り絵はどう描いてもポプ子になる

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8/31で閉店なんで、夏休み最終日やる事ない人は行ってみたらいいんじゃないかと思いました。おしまい

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【公式サイト】プリンセスカフェ吉祥寺2号店

http://pripricafe.com/kichijyoji02_popute.html

竹達彩奈の胸

https://twitter.com/petitmilady/status/769921539059752961

 

最高

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ネピア 鼻セレブ ティシュ 400枚(200組)×3個パック

ネピア 鼻セレブ ティシュ 400枚(200組)×3個パック

 

 

 

 

立花理香さんは最高の話

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うおお…

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ああ〜

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ああ!!!!

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ああ…

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「橘田いずみの餃子教室~第一回みんなでネギ汁絞ろうよ」に行った話

昨日は「橘田いずみの餃子教室~第一回みんなでネギ汁絞ろうよ」に行ってきました。

レポートとか感想書きます。

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開始~調理

自分が行ったのは18時からの第二部。

会場間違えて時間ギリッギリの到着になっちゃったので、慌ててエプロン着替えて

料理支度しました。会場は中学校の家庭科室くらいの広さ。調理台が6つくらいで、だいたい30人くらいいたと思います。

回り見渡すとみんな同じ真っ赤なエプロンつけてるのが調理実習みたいで面白かったです。

そうこう準備しているうちに橘田先生の登場。

「第一部は初めてで試行錯誤して大変だったけどなんとか乗り越えてだいぶ楽になれた、今はライブ終わった後のアンコールみたいな気分」とのことで、初めからテンション高めないず様

みんなと同じエプロンつけてるお姿は、本当に料理教室の先生みたいでした。

今回作るのは「手羽先キムチ餃子」「きゅうりの水餃子」の二種類。

まずはネギ汁を作るところから。「嫌いな上司のことを思い浮かべながらガンガン叩き潰してください」との教え通り、ひたすら麺棒でネギをたたき続けます

(この間も橘田さんなんか話してたみたいだけどこの辺ネギを叩き潰す音であんまり聞こえなかった)

一通りクッタクタになったとこで次は肉餡つくり。

調味料は酒、醤油、塩コショウとさっき作ったネギ汁。

コショウ以外はもう計量済のが配布されてたのでほぼ混ぜるだけで簡単でした。

家で作るときは橘田さんは白こしょうが大好きなのでたくさんいれるらしいです。

(餃子本の撮影の時も白こしょう使いたかったけど、見栄えの関係上黒こしょう使ったらしい)

ネギ汁は1/3ずつ混ぜるのがコツみたいで、そうすると肉が水分すってほどよい粘り気になるそうです。

次は手羽先の下ごしらえ。

手羽先を逆関節にひねって外しキッチンばさみ使って肉を切り開き骨を引っこ抜く…という作業なんだけど、この工程が一番難関だったみたいで説明の後もいず様やアシスタントの方たちがほうぼうテーブル回って教えて回ってました

(とんかつpも普通に上手だったのが面白かった)

いず様はこの関節外す作業が大好きで、コツさえつかめば何本でもできるっていってました

(今回の教室の練習したとき、みもりんだけは失敗したらしい)

自分でもやってみたけど、関節引っぺがすときの力加減が全然わからなくて、コツつかむまではなかなか難しかったです。あれを話しながらさらっとこなすいず様はすごい。

次は水餃子つくり。

今回の包み方は餃子本にも乗っていた三角つつみ。

どんな不器用な人間でも簡単に包める包み方で、ここは楽に包むことができました。

一通り下ごしらえが片付いたところでいよいよ焼き&茹での工程。

会場がIHヒーターだったのでいず様も勝手がわからず大変だったみたい。

うちのテーブルもフライパンがぜんぜんあったまらないと思ったら

IH非対応のフライパン。新しいフライパンをもらってどうにか焼くことができた

並行して茹でてた水餃子も完成し、仕上げに橘田さんがそれぞれのお皿にスープを

注いで回りました(むちゃくちゃ橘田さん近かった)

 

完成~実食とか

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そんなこんなで何とか手羽先も焼き上がり完成!!

橘田さん直伝の手羽先餃子、肉餡がふわっふわでそのうえジューシー。今まで作った餃子の中でも段違いにおいしかった

自分でも餃子本レシピで何度か作ったことはあるけど、本家の作り方は自分で作るのとはぜんぜん違った

手羽先餃子自体実は初めてだったんだけど、ボリュームあって肉!!って感じだった

そしてきゅうりの水餃子。こっちもふわふわの肉餡にキュウリの食感がマジで最高、橘田さん持参のたれ(なんか有名なお酢みたいだけど忘れちゃった…)もさっぱりしてて無限に食べられそうだった

橘田さん曰く、夏場は冷やしてレモンを絞って食べても美味しいそうです

和やかに料理を食べつつ橘田さんとトーク。覚えてる内容いくつか箇条書きします

・今回のイベントは、高橋美佳子さんのラジオをきっかけに何か月一の企画をやってみたい!とのことで3週間前に思い立ったそう。

前々から餃子作るイベントをしてみたかったけど、食品衛生法や会場の関係上断念してたがお料理を振る舞うのでなく料理教室という形なら問題ないというのがわかって、それからは会場探したりとか開催するためにいろいろ準備してた。会場押さえてからもみもりんや周りの人と練習したり、家で毎日餃子作ったりと今回何もかもが初めてのことばかりで、さすがのいず様も大変だったみたいです。

・今後も月一くらいのペースで餃子教室を開いていく予定。

 来月は今回と同じメニューだけど、餃子日和の中にないレシピや宇都宮餃子会の方を講師に招いたりして、橘田いずみ餃子教室からプロの餃子屋さんを生み出すのが最終目標。

・橘田pと呼んで良いのはあいみんだけ

・今回最年少は14歳、最年長は45歳。「本当に〜??!?すごいしっかりしてて大人っぽい〜!」と中学生に興味津々のいず様が面白かった(45歳の人、全然そうは見えなかった)

・アシスタントの方はいず様の餃子友達の方。いず様の餃子アクセサリーを作ってくれたり、公私ともどもすっごい仲よしの方みたい。

(てっきり料理教室のスタッフの方だと思ってた)

・今回作ったのは手羽先餃子3本、水餃子6つ、ねぎスープ。いず様はいつもはこのくらい食べちゃうけど、女の子で量が多かったら残してもいいからねと言ってました

大好きな餃子について語る橘田さんは目がキラッキラですっごい生き生きしてた、いろんなイベント行ってきたけどたぶん一番生き生きしてた

ファンの方からの餃子作りのコツだとか質問ちゃんと答えたり、参加者の中で中学生がいて喜んでたり、橘田さんが参加者の方一人ひとりとちゃんと会話してるっていうか、うまく言えんけど本当に学校で先生と話してるような不思議な感覚だった

(サインくれとか変な人いたけどそれをきっちり断るいず様も場慣れしてるなって思った)

テレビでてる声優さんでこんなファンの人とフレンドリーに接する人ってなかなかないんじゃないかって気がする

おもったより話も盛り上がり、2時間の予定を30分ほど押してそろそろお開きに。

帰る時も一人一人にちゃんと別れの挨拶をしてお見送りするいず様。

思ったこと

今回思ったのが橘田さん本当に気配りの人なんだなってことで。

自分も料理そんな上手じゃない方なんだけど、初心者が料理するとき何が大変かって、味付け、洗い物、他にも包丁や火加減etc…などなどいろいろ考えなければならないことが多いことだと思うんです

それが、今回は初めから調味料や具材を計量して準備してあったし、調理工程も刃物を使うのは手羽先を裁く部分だけでそれ以外は混ぜてゆでてタイマー通り焼くだけの簡単工程。

今回メニューが手羽先餃子と水餃子だったのも、焼き餃子だと焦げ付いたりでアクシデントがつきものだから失敗した!!って思うことのないようなレシピを考えたんだと思う

初めてキッチンに立つような人でも餃子作りは楽しい!って思ってもらえるよう、最大限工夫して気配りしてたのがすっごい伝わってきました

自分ももし人に何か教えるとしたら、まずは失敗要素を取り除いて楽しいところから伝えていけば好きになってもらえるかもとか、そんな意味でも橘田さんのやり方素敵だな、マジで参考にしようって思いました

橘田さんの 好きなことに一生懸命なところも大好きだけど、自分の好きなことを周りに好きになってもらうためにどうしたらいいか、一生懸命工夫して頑張るの、餃子はもちろん教えるにも愛がなくちゃできないことだと思うし、自分も見習わなくちゃと思った

今回の餃子教室で餃子も橘田さんももっと好きになりました

今まで行った中でも本当最高のイベントでした

また参加する日のために餃子の修行もっと頑張ろうと思います おわり

(写真は今日覚えたレシピで作った手羽先餃子)

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ミルキィはいいぞ

今年はいろいろ書くぞ!!と思いつつも気づけば3月末。

すっかりブログの存在を忘れたまま一か月以上経ってしまいました

あれから、イカ娘が大団円の最終回を迎えたり、(最後までイカ娘らしい素晴らしい最終回だった)、ねんどろいどライブが出演者やおみやげなどここ最近のライブではむちゃくちゃ最高だったり、ミルキィホームズ劇場版がマジで非の打ち所がないほどに最高だったり。

振り返るといろいろ書くことはあったはずなんだけどうまくまとまらないままほったらかしのことがあれこれ…という感じでちゃんと思いを文章としてまとめられる人たちみんなマジすげえなって思う今日この頃な訳です。

というわけでラブライブファイナル直前だけど今日はミルキィのことを書きます。(今書いとかんと多分途中まで書いたゴチャゴチャが全部無駄になる気がする)

ミルキィはいいぞ

『劇場版ミルキィホームズ 逆襲のミルキィホームズ』。初日、舞台上映など含めて通算3回観に行ったんですけど、マジどの回何回見てもムチャクチャ最高でした。

ミルキィといえば足掛けもう6年やってるこの手の業界でも長期コンテンツな訳で、アニメ、ゲーム、はたまた中の人声優ユニットetc…とそれぞれ別次元でどれも別々な楽しさがあるんですけど、今回は一番ミルキィらしさが出てると言っても過言ではない第1期スタッフが再結集しての新作劇場版。

公開前に公開されてた冒頭5分動画の時点で隙あらばギャグ!ギャグ!とにかくギャグ!という感じでギュウギュウに詰まったミルキィイズム全開でムチャクチャ楽しかったのが、ノンストップで70分間続いてくあの感じ。何周見ても全然飽きなかったです。

監督さんのお話によれば、もともともっと長い脚本だったのをバッサバッサと削り今の構成に至ったそうで。だからのそあのスピード感だせるんだな…と納得しました。

また、それだけバッサバッサ切ってる割には、伏線も回収しつつ話の筋はちゃんと進んでるのもすごかった。

ミルキィとこころちゃんはいつもの如くひたすらボケ倒してるにもかかわらず本筋の謎や話もちゃんと解決してく、ドタバタ七転八倒しながらもちゃんと進んでくジェットコースター感が、まさにミルキィ!!!って感じでした。

七転八倒がいいぞ

今回のお話でクローズアップされてたのは『七転八倒』。作中でシャロが作中ことある毎に七転八倒と口にして、都度七転び八起きと訂正されかけます。おれが本気ですごいなって思ったのはこれが最終的に肯定の言葉になるところで。ミルキィは確かにダメダメです。今回のピンチは激しくポジティブの権化シャロですら一度は挫折してしまいます。でも、そういう時は他のメンバーが励まし合い復活する。そしてダメダメなのはミルキィだけじゃなく、怪盗帝国、ヨコハマ県警、森アーティ一味も同じで。どこも皆一度は倒れたりひどい目にあったけどもう一度それぞれの目的のために七転八倒してるわけで、そこが話の展開すごいなって思った所の一つです。
転んで立ち上がるのももちろん大切なこと。でも、何もできなくても、何も浮かばなくても立ち上がろうと七転八倒する事自体が本当に大切な事なんだって事を教えてくれたミルキィはマジ最高だなって感じでした。
パンフにはこの作品から学ぶ事は何も無いって書いてあって、俺も7割くらいはそうだと思うけど、この七転八倒主義はおれも心の片隅に留めておきたいです。

最後に

こんだけ最高な『劇場版ミルキィホームズ』ですが、公開1ヶ月が過ぎてしまった事もあり、上映館数がかなり絞られてしまってるそうです。(もったいない)
今回のミルキィ、昔から見てた人でなく、何なら今回初めて見たって人でもムチャクチャ面白いと思うんでまずは一回見ていただきたいなーて思います(誰に言ってるんだろう)

それじゃ今日はこのくらいにしときます。明日はラブライブファイナルの事を…かけたら書こうかなあ…

おしまい

イカ娘のこれまでの軌跡を振り返ろう

 

natalie.mu


…というわけで「侵略!イカ娘」が次の22巻で完結する事となりました。

連載開始の第一話からずっとずっとずっと読み続けてきた本当に大好きな作品なわけで、作風的にも終わることが想像つかなかったのでニュースを見た時はかなりショックでした。

とはいえ、悲しんでいても仕方ないのでこれまでのイカ娘の歴史を振り返りつつ思い出とかつらつらと書いていこうと思います。
(自分の私見が多分に混ざってると思いますがご容赦くださいませ)

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2007年~

週刊少年チャンピオンといえば他の少年誌にはない独特な漫画が連載するようなイメージがありますが、2007年当時も、前年の編集長交代もあってかそれはそれは破天荒な雑誌でした。

恐竜相撲自転車エログロホラーと他所にないジャンルの漫画達。

その上、鉄鍋のジャンが復活するわ、バキは「描きたいものがある!!!」とか言い出し本編放ったらかしてピクル編が始まるわ、厄い漫画は打ち切られるわ。(みどろさんの作者、今どこでなにしてるんだ)

もう絵柄も内容もとにかくゴッテゴテに濃い漫画のオンパレードみたいな雑誌でした。

そんな中ひっそりと始まったのがイカ娘。

第一話はバキのピクル編開始とダダかぶりで扱いはすごく小さいものでした。

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こんなに扱いが小さかったのには理由があります。

当時のチャンピオンでは、短期集中連載システムというものがありました。

これは人気が出ればそのまま正式連載。出なければ正式な連載ではないので単行本も出ずそのまま打切り…という画期的なシステム。

イカ娘もこの形式で始まったもので、一歩間違えば速攻消えてしまってもおかしくなかったわけです。

でも、当時の濃厚な絵柄中心の紙面に唐突に現れたアニメ調の可愛い絵柄、ある日突然日常生活に不思議な生き物が…というある種定番な作風、
何よりイカ+女の子という一見したら忘れられないネーミング。

自分自身、1話読んだ時「なんでこの雑誌でこんなのが!?」ってすごく印象に残ったのを覚えてます。

こうしてイカ娘は読者に一度見たら忘れられない大きなインパクトを残し、どうにか正式連載へとこぎつけたのでした。 

 

ただ、連載が決定してからもそこからが大変だった。

当時のショート系漫画は「みつどもえ」を筆頭にかなりの激戦区。

サナギさん」「不安の種」「24のひとみ」などなど多くの面白い作品がしのぎを削っていました。
そんな中、日常系の作風なイカ娘は、悪く言えば少し地味な立ち位置だったかもしれません。

実際、掲載順をみると本当に人気あるのか、正直怪しい時期もありました。

でも、破天荒な作品が多い中で、イカ娘の安定して緩い空気はすごく新鮮でした。

「メチャクチャ面白い!!来週どうなるんだ!?!?」という訳では確かになかったけど、烈海王がピクルに食い荒らされ、オチョナンさんが登場し、阿鼻谷先生が暴れる(鉄鍋のジャンはそこそこ続いた)当時の紙面でほのぼのしたイカ娘は箸休めというか、何か不思議な安心感があったんです。

いつしかチャンピオン読みの間では

「今週のイカ娘面白かった?」

「ネタバレ:イカ娘かわいい」

が合言葉になり、紙面でもたまにカラーページやポスターなど特集が組まれるようになりました。 

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2010年~

連載3年目のこの年、地道な侵略活動が功を奏したのかついにイカ娘のTVアニメ化が発表されました。

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チャンピオンは他誌に比べるとメディア化に積極的な雑誌ではなかったので、

この発表は本当に嬉しかったです。

そして放送されたアニメの出来が本当に最高だった。

 

監督は「ガールズ&パンツァー」「SHIROBAKO」等々今をときめく水島努監督。
原作のイカちゃんのかわいさの再現度、
話のテンポの良さ、
何より金元寿子さんのイカちゃんがそのまま飛び出たみたいなバツグンの演技。

どの回も完成度がメチャクチャ面白くて、毎週毎週が本当に楽しみでした。

(特におすすめするなら第5話のミニイカ娘回がすごくよかったです)

 

 

このアニメ化で一気に知名度も跳ね上がりました。

一度見たら忘れられないキャラ造形に「○○じゃなイカ」「〇〇でゲソ」とわかりやすい語尾。

色んな要素が色んな所にうまくハマったんだと思います。

 

あと、イカ娘といえばコラボ商品もおおかった。

よっちゃんイカ、イカ娘フェラーリ一番くじ、フィギュア、コンビニコラボ、塩etc...
数多くのイカグッズが登場し、アニメのCMがイカ関連商品で埋め尽くされていました。

近所のミニストップがコラボで店内BGMや商品がイカ娘一色で染まってた時はマジでやべえなと思ったのが懐かしく思います。 

イカ娘にはイカ娘の事を好き過ぎて部屋がイカ娘グッズ一色の早苗というキャラが登場しますが、かのじょのようにこれらグッズを買い揃える人達が続出したのをよく覚えています。

(当時の自分の部屋もグッズを集めすぎて似た様な感じになっていました)

 

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あと思い出深いのは曲。

最近の深夜アニメでは当たり前なキャラソンアルバムも作られました。

INVADER(初回生産限定盤)(DVD付)

INVADER(初回生産限定盤)(DVD付)

 

 

このアルバムが本当に素晴らしかった。

イカ娘は作中でとくに歌うキャラではないのですが、もしイカ娘が歌うならこういう風に歌うだろうな…というのが全く違和感なくてキャラソンアルバムとして文句なしの名盤だった。

1度だけライブも行われたのですが、金元寿子さんの生歌が本当にイカ娘が歌ってるようで、メチャクチャ楽しかったのを覚えています。

俺がイカ娘大好きというのを差し引いても、名曲揃いで今でも夏になるとよく聞き返します。

 

アニメは大好評で2期も放送され、後に単行本付属という形でOVAも3本作られました。

2013年~

アニメも終わり人気も一段落しましたが、漫画の方は大きく掲載順を落とす事もなく続いていました。

作風自体は大きく変わりませんでしたが、ほんの少しだけ変わったことがありました。

それは、イカ娘以外の登場人物が主役になる話が増えた事です。

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侵略!イカ娘」は、イカ娘のインパクトが強過ぎて、他のキャラは一部覗いてちょっとキャラ的に弱い所もあったのですがこうして掘り下げ話を行なったことで、人間関係が深くなったというか、イカ娘世界の日常がより面白くなったような気がします。上手く言えないけど。

アニメが終わった後の原作って、人気を持続するためには色んなやり方があるとは思うのですが、

安易に新キャラや新展開に頼らず、今いるキャラや舞台をイカして来たからこそここまで続けてこれたんじゃなイカなって思ってます。

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 ともあれ、地上最強の親子喧嘩も決着し、宮本武蔵が現代に復活するなど刃牙浦安鉄筋家族達ベテラン勢がタイトルを変えリニューアルする中、イカ娘はとくに何もほとんど変わることなく連載を続けました。

そして、気づけば現連載陣の中では連載回数第2位(ちなみに1位は不定期連載の「聖闘士星矢 冥王神話」)という長期連載となり今に至っています。

 

イカ娘は本当にかわいいだけ?

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「イカ娘はオチが弱い」「かわいいだけ」みたいな事は連載当初からずっと言われてきました。

(未だに読み切り時代のコメントが1人歩きしてるのもありますが)

まあ今となっては挨拶みたいなもので、言ってる人達もネタ半分だというのはわかってますが、

僕は全然そんなことないと思ってます。
そうじゃなければ激戦区の少年漫画誌で9年間も連載続けるなんて絶対できっこない。

 

連載当初から読み続けてるけど何でこんなにイカ娘が好きなのか自分でもよくわからなくて、この週末、一巻から読み返してみました。

 

それで気づいたのですが、イカ娘が主役じゃない話でも必ずイカ娘が登場するんです。

そして、泣いたり笑ったり怒ったり、どのコマでもイカちゃんは本当に感情豊かでいきいきとしています。

何を持って面白さとするかは人それぞれだけど、こうして一挙一投足を見守りたいと思えるキャラがいる時点で、漫画としてはもうメチャクチャ面白いんじゃなイカと思います。

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もう一つ思うのが、イカ娘の世界は本当に優しい世界だなってことです。

 

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勿論基本はギャグ漫画なので、多少ツッコミがきつかったり、早苗が冷たくあしらわれるような事もあります。

それでも、誰かが不条理に傷つく様な、少なくとも読んだ後嫌な気持ちが残る様な回は1つもなかった。

あれだけアクの強い雑誌で、9年間毒のない作品を続けることって大変なことだと思うんです。

安部先生はよく夏、海限定の縛りで話を考える苦しさを語っていましたが、他にも

世界観を壊さないために、漫画には現れない色んな事に気をつけながら話を考えていたんじゃないかと僕は想像します。

 

そして最後にすごいと思うのが、絶対その話で「オトす」ところです。

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ほんのり恋愛やお色気、ホロリと来る要素はあっても、それはあくまでギャグの範疇。

続きものやお涙頂戴方面にブレることはなく、最後は必ずちょっと笑える話で〆るのは

全ての話に共通していました。


どの話を読んでもイカ娘がイキイキしていて、クスリと笑えて、そして必ず一話で完結する。

そんな絶対的な安心感があったから、これだけ長く連載続けてこれたんじゃなイカと僕はおもいます。

 おわりに

振り返ると、自分の人生の節目節目でもイカ娘は変わらず連載を続けていて、どんな時も変わらないイカ娘の日常を追いかけるのが当たり前になっていました。

 大げさに言えば、ほとんど人生の一部だったんだと思います。

そういう当たり前が、終わってしまうことは切ないけど、それだけ思い入れのある作品の完結を見届けられるのもまた幸せなことなんじゃなイカと。

ともあれ、安部先生のツイートによると本編はまだあと数話残っているそうです。

 

 

どんな最終回になるかまだわかりませんが、安部先生ならきっといい最終回にしてくれると信じてます。

イカ娘の「オチ」をぼくは見守りたいと思います。

 

おわり